日野コンテッサ再起動
2020.07.06 Mon. 15:01 -edit-

日野の乗用車と言えばこれですわ。コンテッサ1300セダン。10年強放置してあったのを再起動させるお仕事です。

本来、トランクルームにあたるところにエンジンが有ります。そう、この車は日本の乗用車では珍しい、リヤエンジン車です。

エンジン本体は恐らく問題ないでしょうが、ラジエーター、ウォーターポンプ、ホース関係、キャブレター、燃料タンク、燃料ポンプなどは再生か交換になります。

まずはお決まりのタンクから...

これを見れば、もう中身の様子が分かりますよね..

タンクユニットなどはもう手に入らないので、再生させるしか有りません。気の重い仕事です。

タンクの中には仕切りすら有りません。直すのは簡単でいいのですけどね...

ブレーキやクラッチの油圧関係のパーツもすべてやり直しです。ブレーキのホイールシリンダーなど、左右で違い物が付いていましたが、これもこの車の歴史を物語っています。

パーツは壊滅的に有りません。勿論日野から純正部品など出る由も有りません。
流用か製作になります。

ブレーキパイプなどもぼろぼろですが、この辺の製作は比較的簡単です。

再生したパーツを組み込んでいきます。

タンクも無事修理完了。

キャブレターも再生出来ました。

部品はすべて製作品です。簡単な構造ですが、費用はうんと掛かります。

アーム関係、ボールジョイント関係はそのまま使えそうなので、今回はそのまま使います。全部をオーバーホールしていたら途方もない費用が掛かってしまいます。なかなか一辺に仕上げることは困難です。
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