K6Aの悲劇
2020.04.25 Sat. 09:55 -edit-

スズキのK6Aターボエンジンのウィークポイントの1つ。異常燃焼によるデットネーションの症状で入庫の車です。3番の圧縮が低く、どこからかガス漏れを起こしている様子。シリンダーリークテスターでチェックすればある程度の予測は立てられます。しかし、いずれにしてもエンジンを開けなければ修理は出来ません。このエンジンは車載でシリンダーヘッドを取り外せるような構造では有りませんので、まずはエンジンを下ろす必要が有ります。

エンジン単体で下ろすことは出来ませんので、ミッションも一緒に下側に下ろします。

エンジンが下ろせたら、シリンダーヘッドを外す作業に入ります。フロントカバーを外し、カムチェーンを取り外すためにはバルブカバーやオイルパンを先に取り外さなければなりません。

単純な作業ですが、慣れるまでは時間のかかる作業です。

ヘッドが下りたら、さっそく原因を突き止めます。予測ではエキゾーストバルブに原因が有るはずです。

バルブをすべて外したところ。走行は10万kmを超えていますが、正常なところはまだまだ使えそうなパーツです。

原因はこれ。3番のエキゾーストバルブが焼け切れています。このターボエンジンにはよくある現象です。ただしこれにも原因が有ります。殆どは空燃比の不良による物です。

さいわいにも、ピストン側やシリンダーにはダメージは無いようです。
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塗れました
2020.04.14 Tue. 20:46 -edit-

塗装に出していたTE27トレノ君、塗り上がりました。

塗装は本当にマジックです。

これから、部品をくみ上げていく数日はとても楽しい時間です。パーツが出来上がったプラモデルを組み立てていくのと同じで、パーツが1つ付いていくたびにテンションが上がります。もったいないので、ゆっくりと組み上げることにします。
110シルビアクラッチ不良
2020.04.13 Mon. 19:22 -edit-

乗ってみるとクラッチが全然切れません。レリーズフォークの動きがもうおかしいです。てな訳で分解してみました。
クラッチカバーのレリーズベアリングの当たり面がギタギタです。

レリーズベアリングが崩壊しています。でもなんだか変だぞー...

何でこんなことになったんでしょうね。と、よくよく見てみると、レリーズベアリングが反対向きに組んでありました。
これではちゃんと作動しなくて、焼け切れてしまいますよねー。しかし、これを組付けた人は凡ミスもいいところですな..どういう経緯で購入されたのかは分かりませんが、お客さんにしてみたらいい迷惑です。残念。
ベレット君、しばらくお別れ
2020.04.12 Sun. 21:32 -edit-

知り合いの方がカフェを始めたのですが、飾りに貸してほしいと言われ、しばらく貸出することになりました。もう20年以上置いていますけど、あまり欲しがる人がいないのですよ。細部まできちっと作った良い車なんですけどねー..と、いうわけで、しばらくお別れです。
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