フェローマックス レストア 続編3
2021.02.03 Wed. 09:02 -edit-

エンジンのオーバーF-ホールを進めます。メインベアリングは新品を入手できず、程度のいい中古品を使って組み立てました。心残りですが仕方が有りません。これでももとよりはましです。これで不良な部品が入手できなければ、先に進むことは出来ません。いつもうまくいくとは限らないのがこの手の修理の問題点です。膨大な時間を使って部品を探しあてる作業はつらい仕事です。最終的に部品が見つからなければ、製作という手段も有りますが、ベアリング1つ作るのに何百万もかけるわけにはいきません。
オイルシール類は汎用の物を探しあてて何とかなりました。

クランクケースが組み上がりました。表面はブラスト処理しているので、新品以上の輝きです。
ボルトナット類は全部新品で組み上げます。

腰上の組み立て。今回はピストンも、シリンダーも、ピストンリングも新品は探しあてられませんでした。程度のいい、シリンダーをホーニングして再使用、ピストンもリングも使用限界が来ていないものをチョイスして組み合わせました。すっきりとはいきませんが、仕方が有りません。腰上は車載でも分解、交換が出来ますので、新しい部品が見つかれば交換する事にします。ピストンピンと、ニードルローラーベアリングは何とか新しい物を見つけることが出来ました。

化粧直しをして組み立てれば、一見新品の様に見えます。

シリンダーヘッドとブロックの上面は常磐研磨してひずみを取り、きれいに仕上げて組み立てます。
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